
日本名が釈迦頭(しゃかとう)というフルーツがあります。このフルーツの正式名称はバンレイシで、漢字で蕃茘枝と書きます。バンレイシ科バンレイシ属の植物と果実のことで、原産地は西インド諸島です。
世界中の熱帯地域で栽培されていますが、実が熟すと崩れやすいので輸送が難しく、日本へはタイ産のバンレイシが冷凍輸入されています。
釈迦頭と名付けられたのは見た目がお釈迦さまの髪型に似ているからですが、果皮が緑色をしており直径は8㎝前後と小ぶりです。タイでは屋台などで売られており、二つに切ると中からクリーム状の白い実が出てきます。
これをスプーンですくって食べるのですが、実の中央はねっとりとしてカスタードクリームやコンデンスミルクのように甘く、果皮の近くの果肉にはざらりとした食感があります。これはナシの果肉に含まれる石細胞がバンレイシにも含まれているからです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、バンレイシは中国では釋迦(シィーチャー)、台湾ではシェッキャ、タイではノイナ―、イギリスでシュガ―アップルと呼ばれていると書かれています。
また、カスタードアップルという愛称もあり、ブラジルではアテス、インドネシアやフィリピン、ベトナムでも違う名前で呼ばれているようです。
とにかく生で食べた人たちが、アイスクリ―ムか砂糖菓子のようにおいしいと高く評価しているフルーツなので、熱帯地域へ旅した時は、ぜひバンレイシを食べてみましょう。海外でしかできない味覚の体験は、きっと素敵な思い出となるはずです。
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