Vol.46
インドやタイの必須フルーツ

2010.01.28

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「タマリンド」というマメ科のトロピカルフルーツがあります。
これはタマリンドの木になる実で、樹木は高さ20m以上の常緑高木です。

街路樹としても利用されているのでインドやタイではポピュラーな樹木ですが、果樹園ももちろんあります。

果実名のタマリンドはアラブ語で「インドのナツメヤシ」という意味ですが、原産は南アジアやアフリカなので、インドに伝わったときに名付けられたのかもしれません。別名はチョウセンモダマです。


タマリンドは茶色のさやのエンドウマメのように見えますが、さやの幅は2~2.5㎝、長さは大きいもので15cmほどあります。

さやは硬いのですが、簡単に割れます。そして、中には種子があり、そのまわりは黒っぽい果肉で覆われています。

この果肉はねっとりとしていて柔らかく、甘みの強いものはまるで硬めのゼリーやドライフルーツのような感じです。



もともとタマリンドの果肉は酸味が強いので、果肉を水に浸して溶かしソース状にしたものを料理の酸味付けに使います。

インドやタイではタマリンドの果肉をペースト状にした加工品が売られており、日本で買えるのもこのようなペースト商品です。

また砂糖で煮てお菓子に使うのも一般的です。

メキシコではこの果肉と種子をそのまま水で煮て、その煮汁に砂糖を加え、甘酸っぱい飲み物にして楽しみます。タイでは甘いタマリンドが開発され、生で食べることが増えているとか。

種子も、そのまま油で揚げたり煎ったりすると、ピーナッツのようにおいしく食べられます。

さらに、粉にして調理することもあります。

また樹皮は強壮剤などに、樹木は家具などに使われます。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、インドでは果肉でチャツネを作り、インドのマクドナルドではタマリンドソースが用意されているとか。

日本では生で見ることのないフルーツですが、タイやインド、メキシコなどに行ったら、ぜひ食べてみてください。

参考文献『東南アジア市場図鑑 植物篇』(弘文堂、2001年)