金曜日 担当 Uぞー です。
「長崎」テーマ第7弾は「卓袱(しっぽく)料理」です。
「卓袱(しっぽく)料理」は宴会・コース料理の名前で、長崎では「フランス料理」「イタリア料理」などと同じような呼び方で使われます。
Uぞーが始めて「卓袱(しっぽく)料理」と聞いたときは、むずかしそうな名前の料理だな・・・とか、「精進(しょうじん)料理」みたいな肉の無い料理かな・・・とか思っていました。
「卓袱(しっぽく)」の意味は・・・「卓」はテーブル「袱」はテーブル掛けとのこと。今では、朱の円卓が一般的になっていますが、昔はテーブルクロスを掛けたテーブルで食していたのでしょう。また、「しっぽく」という発音は純粋な中国語ではなく訛ったものと言われています。
和食、中華、洋食(主に出島に商館を構えた阿蘭陀、すなわちオランダ)の要素が互いに交じり合っていることから、「和華蘭料理(わからんりょうり)」ともいわれます。
そして、これがおいしいんです。
地元の食材をふんだんに使い、唐風、南蛮風にアレンジした料理で、全体的に砂糖を多用した甘い味付けにしてあり、プラス量が多い!(私感ですが・・・)お腹いっぱいになります!
料理は大皿に盛りつけてコース料理風にどんどん出てきます!これを、おもやい(みんなで分け合うこと<長崎弁・方言>)でそれぞれの取り皿に自分で取り分けます。
こういうと大ざっぱな料理かと思われるかもしれませんが、大切なマナーも有ります。
その1→なんと「直箸(じかばし)」がマナーなのです。はっきりとは判りませんが、「急ぎの客人向け料理」「家庭的なもてなし料理」という側面もあったといわれていますので、取り箸は使わないということかもしれません。
その2→そして取り皿は2枚を上手に使って食べます(Uぞーはいつもたくさん皿を使うので注意されますが・・・!?)。これはホストの家人をわずらわせない配慮でもあります。
その3→最後に、一番大事な作法は、宴の一番最初に「御鰭」(おひれ)といわれる吸い物を、主人の「御鰭をどうぞ」の一言で皆いっせいに食べることです。ちなみに「御鰭」という言葉には「一人一人に鯛一匹を使いましたよ」という「もてなし」の意味が込められているそうです。
お鰭(おひれ)→鯛の身と鰭が入った吸い物。鰭は飾りで食べません。必ず出てきます!
ハトシ(蝦多士、蝦吐司)→エビのすり身のパンはさみ揚げ。特製の酢(す)をかけるとおいしいです。
東坡煮(とうばに)→中国の東坡肉(トンポーロー)。豚の角煮。
長崎にいらっしゃったら、「卓袱(しっぽく)料理」ためしてみて下さい。!
(Uぞー)
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