就職活動時に一番に思い浮かべた企業がたらみでした。小さい頃、スーパーのカゴの中に積まれている“たらみのゼリー”の中から好きな味を選んで買ってもらっていました。商品を選んでいるときのワクワク感や、ゼリーを食べたときの幸せな気持ちは今でも覚えています。

更に、私は大学4年生の4月に熊本地震を経験しました。水や食料が限られる状況の中、それまで身近にあって当たり前だった食品に対して、改めてありがたみを感じました。たくさんの方から支援や寄付で助けていただく中、たらみからもゼリーの寄付がありました。甘くみずみずしいゼリーはたくさんの方にとても喜ばれ、ゼリーの美味しさや利便性（常温保管、賞味が長いこと）をもっと多くの人に届けたいと強く思うようになりました。

1年目に東京営業部へ配属されましたが、最初は営業と聞いて戸惑いました。飛び込みでお店を回り、靴の底を減らしてゼリーを売り込む…といった仕事だと思い込んでいたためです。

実際の業務は、既存のお客様に対して、これまでの実績や市場データを元に提案を行い、採用いただければ全店の売場に並べられるといった業務で、私の先入観とは真逆で足よりも頭を使う仕事でした。その中で、自分の色を出しながら、お客様と関係性を築けて任せていただいたときはやりがいを感じます。

また、チャレンジを認めてくれる環境のため、失敗を恐れずチャレンジすることで日々経験や知識を増やしています。今は、小売店の日配・菓子・青果の３つが主となっていますが、それ以外のカテゴリーへのチャレンジをすることで、これまでの型にはまらない売り方で需要をつくり、フルーツゼリーの可能性を広げていきたいです。